種子植物
種子植物 マツムシソウ科
種子植物 マツムシソウ科
ナベナ
Dipsacus japonicus Miq.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 山地の草地にはえる粗大な越年草で、府内では生育地が限られて個体数も少なくなってきた。 |
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形態 | 茎は1mを越え、全体に開出する剛毛がはえている。葉は対生、とげをもつ。8~9月、淡紅紫色で球形の頭花を咲かせる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)148、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)100 |
分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸東北部。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、京都市域、乙訓地区。 |
生存に対する脅威 | 湿地開発、草地開発、道路の拡幅、遷移の進行。 |
必要な保全対策 | 工事に先立つ詳細な生物調査が必要である。 |
特記事項 | 山頂や岩の上でなく、崩土の堆積した水はけのよいところにはえるので、土地が安定すると遷移が進んで消えてゆく。 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸