種子植物
種子植物 ハマウツボ科
種子植物 ハマウツボ科
オオナンバンギセル
Aeginetia sinensis G. Beck
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | ススキのはえるような山の草地にあり、府内では野生の状態で見ることは少ない。 |
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形態 | 山の草地にはえる一年生の寄生植物。高さ20~30cm。7~8月、紅紫色で筒形の花を付ける。花柄や花はナンバンギセルよりやや大型で、萼片の先端が尖らず、花弁の縁に細い鋸歯がある。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)134、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)125 |
分布 | 本州、四国、九州、沖縄県、中国大陸中部。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域。 |
生存に対する脅威 | 草地開発、遷移の進行、園芸採集。 |
必要な保全対策 | 園芸採集の禁止、草地の維持管理。 |
特記事項 | ナンバンギセルは里地付近でも見られるが、本種は山地にはえる。寄主はスゲ類(ヒカゲスゲなど)やイネ科植物。 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸