種子植物種子植物 シソ科
キセワタ
Leonurus macranthus Maxim.
| 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
|---|---|
| 2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類（VU） |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
| 選定理由 | 2002年版レッドデータブックでは準絶滅危惧種としたが、従来知られていた産地のものはすべて絶滅し、まったく確認できない。すでに野生のものは絶滅している可能性もある。 |
|---|---|
| 形態 | 陽地や林縁などにはえる多年草。茎は四角ばり、葉とともに下向きの粗毛がある。8～9月、花は茎の上部の葉腋に数個ずつ付き、淡紅紫色で唇形。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ（平凡社）90、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ（保育社）179 |
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。 |
| 生存に対する脅威 | 園芸採集、植生の遷移。 |
| 必要な保全対策 | かつての詳しい生育地は公表すべきではない。栽培による繁殖や系統保存が必要な段階である。 |
| 改訂の理由 | 全自生地が消滅したと見られる。 |
| 特記事項 | 種子や挿し木による繁殖は、比較的容易。 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸
.gif)