種子植物種子植物 シソ科
カリガネソウ
Tripora divaricata (Maxim.) P. D. Cantino, Caryopteris divaricata Maxim.
| 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
|---|---|
| 2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
| 選定理由 | 山の谷沿いの草地にはえる多年草で、個体数は少ない。 |
|---|---|
| 形態 | 茎は直立して分枝し、四角ばって高さ1ｍ。葉は対生し、葉身は薄い。8～9月、茎上部で分枝して、枝先に青紫色の花を付ける。花冠は開口し、雄しべ、雌しべが長い。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ（平凡社）68、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ（保育社）192 |
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域（現状不明）、南丹地域、京都市域、山城地域。 |
| 生存に対する脅威 | 林道の新設・拡幅、園芸採集。 |
| 必要な保全対策 | 森林の伐採木を搬出の際、道端の草地を大切にする。昔の木馬路は保全によかったが、トラック輸送になって林道の拡幅により、道端の草地がだめになる。 |
| 特記事項 | 全体に悪臭がある。シカは食べない。石灰分の多い岩質のところにはえる傾向がある。 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸
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