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種子植物 ミゾハコベ科
イヌミゾハコベ
Elatine triandra Schkuhr var. triandra
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
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選定理由 | 分布域は広いが、府内では採集記録が少ない。近畿の標本は果実が無柄のイヌミゾハコベばかりで、有柄のミゾハコベではない。 |
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形態 | 水田、溝、湿地などの水中にはえる軟らかい小型の一年草。葉は対生し広披針形。6~8月、葉腋に淡紅色の小花が1個付く。果実は扁球形で径約2mm。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)254、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)62 |
分布 | 本州、九州、朝鮮半島、東アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、北アフリカ。 ◎府内の分布記録区域 全地域。 |
生存に対する脅威 | 湿地開発、水質汚濁、除草剤の使用など。 |
必要な保全対策 | 休耕田や放棄田のものを中心に保全する。 |
特記事項 | 山間部の放棄田を中心に、点々と生育地が知られている。 |
執筆者 田中徹