種子植物
種子植物 ジンチョウゲ科
種子植物 ジンチョウゲ科
オニシバリ(ナツボウズ)
Daphne pseudomezereum A. Gray
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
---|---|
2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内には本種に適した生育立地(石灰岩地など)が少なく、局所的である。採集記録はわずかしかない。 |
---|---|
形態 | 山林内にはえる低木。石灰岩地や緑色岩地によく生育する。7~8月頃に落葉し、8~9月枝端から翌春の花とともに新しい葉が現れる。はっきりしない雌雄異株。2~4月に淡黄緑色の花を咲かせる。5~7月楕円形で長さ8mmの液果が赤く熟す。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)77、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)221 |
分布 | 本州、四国、九州、韓国(済州島)。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域(調査不充分)、中丹地域。 |
生存に対する脅威 | 森林開発、土地造成、管理のための下草伐採など。 |
必要な保全対策 | 移植が難しく生長も遅いものであるため、現地で保存する方法を考える。 |
特記事項 | 丹後半島のものはナニワズ(府絶滅危惧種)であると考えられるが、部分的にオニシバリである可能性もある。 |
執筆者 田中徹、光田重幸