種子植物
種子植物 ムクロジ科
種子植物 ムクロジ科
ヒナウチワカエデ
Acer tenuifolium (Koidz.) Koidz.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内では京都市域の西山地区や北山以北の山中に分布するが、群生することはなく、個体数は少ない。 |
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形態 | 山地にはえる落葉小高木。葉は掌状に9~11深裂し、切れ込みの最深部に丸い隙間がある。基部は心形から切形。葉柄は3~5cmで無毛。雌雄同株で、一つの花序に雄花と両性花が混生する。花は4~5月、淡黄色。分果の翼は斜めに開く。一つの果序に1~3個しか実らない。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)10、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)290 |
分布 | 本州(福島県以南)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、京都市域北部、乙訓地区。 |
生存に対する脅威 | 森林開発、土地造成、道路工事など。 |
必要な保全対策 | 工事や開発などの前に生物調査を綿密にして、保存する方法を考える。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 田中徹、光田重幸