種子植物
種子植物 ドクウツギ科
種子植物 ドクウツギ科
ドクウツギ(イチロベゴロシ)
Coriaria japonica A. Gray
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内では北部地域にのみわずかに自生が見られ、非常に局所的な分布を示す。 |
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形態 | 河岸、山の斜面など日当りのよいところにはえる落葉低木。小枝には4稜がある。葉は単葉で、1本の小枝の左右に30~36個が対生して付き、卵形でほとんど無柄、先はしだいに尖り基部は円形。花期は4~5月。雌雄同株。果実は宿存する萼を付け、花弁に包まれて核果状、はじめ赤色で熟すと紫黒色となる。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)3、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)306 |
分布 | 北海道、本州(近畿以東)。京都府が分布の西の端である。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域。 |
生存に対する脅威 | 山地開発、土地造成、河川整備開発など。 |
必要な保全対策 | 有毒なものであるが、学術上貴重な分布地であることを周知する。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 田中徹、光田重幸