種子植物
種子植物 トウダイグサ科
種子植物 トウダイグサ科
ノウルシ
Euphorbia adenochlora C. Morren et Decne.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 府内には本種に適した低湿地や草地が少なく、土壌乾燥化が進むと消滅する。 |
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形態 | ヨシ原の周辺部などの湿った草地に群生する多年草。花は4~5月に咲き、苞葉の黄緑色が目立つ。球形の子房の外面にはいぼ状の小突起が密生し、果実になっても小さいいぼ状の突起となって残るのが特徴である。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)226、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)80、f. 45: 4 |
分布 | 北海道、本州、九州。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、京都市域南部、山城地域北部。 |
生存に対する脅威 | 土地造成、湿地の開発、植生の遷移など。 |
必要な保全対策 | ヨシの刈り取り、焼却や草刈りをしないと、遷移が進んで消えてゆく。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 田中徹、光田重幸