種子植物
種子植物 アブラナ科
種子植物 アブラナ科
イヌナズナ
Draba nemorosa L.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 土手や堤防などにかつてはあちこちで見られたが、最近ではあまり見られなくなった。 |
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形態 | 越年生草本。茎は高さ10~30cm。葉は卵状楕円形で長さ1~3cm、茎とともに星状毛と短毛がある。まばらな総状花序をつくり、花は黄色。果実は長楕円形で扁平。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)128、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)185、f. 88: 1 |
分布 | 日本全土、北半球に広く分布する。 ◎府内の分布記録区域 全地域に分布していると考えられるが、記録上は中丹地域以南(乙訓地区では未記録)。 |
生存に対する脅威 | 遷移進行(有機物が持ち去られないと、高茎草が茂るようになり、消えてゆく)。 |
必要な保全対策 | 一年草の生活をするので、個体数が不安定である。除草をし土壌を貧栄養気味に保ったり、種子を採集し保存しておくのが有効。 |
特記事項 | 堤防の法肩や道端のあまり草が茂らないところにはえ、大型の草や木の茂る草地には見られない。 |
執筆者 西沢信一、光田重幸