種子植物
種子植物 アブラナ科
種子植物 アブラナ科
ミズタガラシ
Cardamine lyrata Bunge
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 湿地や河川敷にあったが、最近あまり見られなくなった。 |
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形態 | 河川敷の溜りや水湿地にはえる多年草。茎は直立して高さ30~60cm。葉は羽状複葉で頂羽片だけが大きい。また、最基部の小葉は茎に接して付くから、葉柄はないかごく短く、オランダガラシとのよい区別点になる。花後茎の基部から単葉状態の葉を付けた長い走出枝を出す。花は白色。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)131、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)175 |
分布 | 本州(関東以西)、四国、九州、アジア、東シベリア。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域を除く全域。 |
生存に対する脅威 | 農薬(除草剤)の使用、河川開発、外来種(オランダガラシなど)の繁茂。 |
必要な保全対策 | 大きな河川の氾濫原や溜りにはえるものの保全を心掛ける。 |
特記事項 | オランダガラシ(クレソン)と生態的に競合するような種であり、近年は激減している。 |
執筆者 西沢信一、光田重幸