種子植物種子植物 ケシ（ケマンソウ）科
キケマン
Corydalis heterocarpa Siebold et Zucc. var. japonica (Franch. et Sav.) Ohwi
| 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
|---|---|
| 2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
| 選定理由 | 産地や個体数が少ない。 |
|---|---|
| 形態 | 平地や海に近いところに見られる一年草（越年草）。茎は多汁質で無毛、粉白色を帯びる。花は長さ15～20mm、先端部はやや褐色の斑があることが多い。果実は長さ約3.5cm、あまりくびれない。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ（平凡社）126、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ（保育社）192、f. 89: 11 |
| 分布 | 本州（宮城県以南）、四国、九州、沖縄県。 ◎府内の分布記録区域 全地域。 |
| 生存に対する脅威 | 道端などの明るいところにあることが多く、道路の拡幅や路肩の改修工事などが生息地を奪いやすい。とくに冬場は小さく、目立たないから注意が必要。 |
| 必要な保全対策 | 季節を変えて、事前の生物調査を綿密にする。 |
| 特記事項 | 山地にはえる黄花の種類は、ほとんどがミヤマキケマンである。 |
| その他 | 日本固有変種 |
執筆者 西沢信一、光田重幸
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