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種子植物 オトギリソウ科
ミズオトギリ
Triadenum japonicum (Blume) Makino
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |

選定理由 | 湿地や溜池畔にはえるが、生育地がもともと限られている。 |
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形態 | 多年草で、茎は高さ30~70cm。葉は長楕円形、無柄で対生する。花は夏に咲き、淡紅色で、晴天時の午後2時ころに開く。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)113、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)63 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 全地域。放棄田などにも生育するが、貧栄養の湿地に見られることが多い。 |
生存に対する脅威 | 湿地の開発、除草剤の使用。 |
必要な保全対策 | 池沼の開発には、生物調査を義務づける。 |
特記事項 | 根はスポンジ質で、一般のオトギリソウ類とはまったく異なる。 |
執筆者 西沢信一、光田重幸