種子植物
種子植物 スイレン科
種子植物 スイレン科
ヒツジグサ
Nymphaea tetragona Georgi
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 従来の産地では見られなくなったところが多い。従来の池沼の埋め立てや水質悪化に加えて、ミシシッピアカミミガメなどによる食害も関係していることがあると思われる。 |
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形態 | 逸出しているセイヨウスイレン(温帯性スイレン)などのなかには本種同様の白花を付けるものがあるが、本種の花は小さく、また根茎は塊状で横走しない。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)95、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)251 & 252 |
分布 | 北海道、本州、四国東部、九州(まれ)、インド、東アジア、ヨーロッパ。 ◎府内の分布記録区域 全地域。 |
生存に対する脅威 | 水域の埋め立て、改修工事、水質悪化、外来種による食害。 |
必要な保全対策 | 外来種の除去、稀少種であることの周知。 |
特記事項 | 本種は園芸用のスイレンと異なり、貧栄養の水域に生育する。 |
執筆者 角野康郎、光田重幸