種子植物
種子植物 キンポウゲ科
種子植物 キンポウゲ科
トウゴクサバノオ
Dichocarpum trachyspermum (Maxim.) W. T. Wang et P. K. Hsiao, Isopyrum trachyspermum Maxim.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 山地の沢沿いなどの湿ったところに見られるが、個体数は少ない。 |
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形態 | 山地の沢沿いなどにはえる繊細な多年草。根出葉には長い柄があり、柄の基部は広がって厚くなる。茎葉は茎の上部に対生し、3小葉があり、托葉は合生する。花は径5~8mm、淡黄緑色で横向きに咲く。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)81、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)220、f. 100: 3 |
分布 | 本州、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、京都市域、乙訓地区、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 谷沿いの林道や歩道の開設。 |
必要な保全対策 | 小規模な工事であっても、石灰岩や緑色岩地帯では事前の生物調査を綿密に行なう。 |
改訂の理由 | 石灰岩や緑色岩、一部の領家変成岩など、石灰分を多く含む岩石地帯に出現する。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 西沢信一、光田重幸