種子植物
種子植物 モクレン科
種子植物 モクレン科
コブシ
Magnolia kobus DC., Magnolia praecocissima Koidz.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 生育地、個体数ともに少ない。 |
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形態 | 落葉高木。葉は倒卵状楕円形。花は春に開き六弁で白色。タムシバと似ているが、コブシは花の基部に緑色の葉がかならず1枚ある。タムシバは岩山や尾根筋に多いが、コブシは通常は山麓部や湿地の畔などにあって少ない。 ◎参照 原色日本植物図鑑 木本編Ⅱ(保育社)220、日本の野生植物 木本Ⅰ(平凡社)107 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域、京都市域。 |
生存に対する脅威 | 雑木として切られてしまうおそれがある。 |
必要な保全対策 | 土地所有者に絶滅が危惧される珍しい木であることを知らせること。 |
特記事項 | 近年街路樹として苗を購入して植えている所がある。また、小鳥が種子を運ぶので、栽培由来のものからはえたと思われるものを山城地域でも見ることがある。 |
執筆者 西沢信一、赤松富子