種子植物
種子植物 カバノキ科
種子植物 カバノキ科
ミズメ
Betula grossa Siebold et Zucc.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 山地の落葉樹林に自生するが、個体数が少ない。 |
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形態 | 落葉高木。樹皮は暗灰色で、サクラのような横長の皮目がある。葉は卵形で8~15の側脈があり、先は尖る。枝には短枝と長枝の分化が顕著である。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅰ(平凡社)61、原色日本植物図鑑 木本編Ⅱ(保育社)292 |
分布 | 本州(岩手県以南)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域、京都市域北部。 |
生存に対する脅威 | 森林の伐採。 |
必要な保全対策 | 現在残っている尾根斜面上部にある自然度の高い落葉樹林内には、種々の日本固有の貴重種がある可能性が高いので、皆伐して植林地化しないようにしたいものである。 |
特記事項 | 幹や枝を傷つけるとサリチル酸メチルの香がする。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 西沢信一、光田重幸