種子植物
種子植物 トチカガミ科
種子植物 トチカガミ科
コウガイモ
Vallisneria denseserrulata (Makino) Makino
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 府内の生育地はもともと限定されるが、水域の埋め立てや改修工事、水質の悪化等で絶滅のおそれがある。 |
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形態 | 根生するリボン状の葉をもつ沈水植物。秋になると走出枝の先端に笄状の殖芽を形成する。鋸歯が目立つことと走出枝に微細な突起があってざらつくことでセキショウモと区別できる。ミクリ属の沈水形とも同様の特徴で識別できる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)6、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)391、日本水草図鑑(文一総合出版)29 |
分布 | 本州、九州、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 京都市域南部中心、山城地域北部。 |
生存に対する脅威 | 川や水路の改修、水質の悪化。 |
必要な保全対策 | 改修工事に先立つ詳細な生物調査が必要である。 |
特記事項 | 府内の産地は琵琶湖・淀川水系にほぼ限られるが、水路の改修と水質の悪化で生育地が減少している。 |
執筆者 角野康郎