種子植物
種子植物 キク科
種子植物 キク科
カセンソウ
Inula salicina L. var. asiatica Kitam.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 日当りのよい草地にはえる多年草で、府内では産地も個体数も少ない。 |
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形態 | 長い地下茎を出して増える一年交代の多年草。茎は高さ60~80cmで硬く、葉とともに毛がある。葉は互生しやや硬く、葉脈は裏面に隆起する。茎の上部で分枝して7~5月に黄色い頭花を開く。総苞の下に苞葉がある。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)203、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)70 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸東北部、シベリア。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域(現状不明)、南丹地域(現状不明)。 |
生存に対する脅威 | 草地開発、遷移の進行。 |
必要な保全対策 | 草地の開発には、詳細な生物調査が必要である。 |
特記事項 | 府内の内陸部では、近年の確認例がない。丹後地域では海岸近くのクロマツ林の縁や、砂丘近くに遺存している。大陸系の遺存種と考えられる。 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸