種子植物
種子植物 ナス科
種子植物 ナス科
ヤマホオズキ
Physalis chamaesarachoides Makino
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧ⅠB類(EN) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧A |
選定理由 | 山地にはえ、生育地が限られ、個体数もきわめて少ない。 |
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形態 | 山地の谷間にまれに見られる多年草で、茎は細く軟らかで、高さ30~60cm。葉は互生し、長さ6~15cmで質うすい。8~10月、白色花が葉腋に下向きに付く。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)93、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)156、f. 51: 2 |
分布 | 本州(関東以西)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域(調査不充分)、中丹地域。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、林縁の清掃(除草)が主要因。 |
必要な保全対策 | 自然度の高い林を保護する。超稀少種であることを周知する。 |
特記事項 | 日本の自然度の高い林内にだけ残っている世界的にも貴重な遺存種である。ホオズキとは、ホオ(カメムシ)がたくさん付く(植物)という意味で、ホオヅキと書くのが正しい。中丹地域の生育地は、草取りで引き抜かれて激減し、今後が危うい状況である。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 高木俊夫、赤松富子