種子植物種子植物 シソ科
イブキジャコウソウ
Thymus quinquecostatus Celak., Thymus serpyllum L. subsp. quinquecostatus (Celak.) Kitam.
| 京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
| 選定理由 | 日当りのよい岩地にはえる小低木で、府内では北部地域にわずかに生育しているにすぎない。 |
|---|---|
| 形態 | 茎は細く地上を這って伸び、高さ3～15cmで、全体に芳香がある。葉は対生で短い柄があり、両面に腺点がある。花は6～7月に開き淡紅色の唇形小花を付ける。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ（平凡社）85、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ（保育社）161, f. 53: 1. |
| 分布 | 北海道、本州、九州、朝鮮半島、中国大陸東北部、モンゴル、中国大陸、ヒマラヤ、アフガニスタン。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域（詳細不明）。 |
| 生存に対する脅威 | 遷移の進行、園芸目的の採集。 |
| 必要な保全対策 | モラルの向上によって採集を自粛する。 |
| 特記事項 | 蛇紋岩、安山岩などの露出する岩礫地で、他の草木が繁茂できないところにわずかに残っている。非常に変異が多く、分類群の認識が難しい種である。 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸
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