種子植物
種子植物 キョウチクトウ科
種子植物 キョウチクトウ科
スズサイコ
Vincetoxicum pycnostelma Kitag., Cynanchum paniculatum (Bunge) Kitag.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 中部地域と南部地域に、現在でもわずかに生育が見られる。 |
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形態 | 山野の草地にはえる多年草で、茎は細く直立して高さ40~100cmで、節間は長く、硬い。葉は対生、やや厚く、斜上する。7~8月の夕刻、細い柄のあるまばらな花序をつくって花を開き、通常は朝に閉じる。花冠は黄褐色。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)40、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)206 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸東北部、極東ダフリア地域。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域(現状不明)、南丹地域、乙訓地区、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 草地開発、植生の遷移。 |
必要な保全対策 | 草地の管理を放棄しない。草刈りが行なわれないと、丈の高い草木が茂るようになり、消滅する。 |
特記事項 | かつては各地の堤防や草地にあってそれほど珍しい植物ではなかったが、近年急速に個体数が少なくなりつつある。 |
執筆者 高木俊夫、赤松富子