種子植物
種子植物 ツツジ科
種子植物 ツツジ科
アカモノ
Gaultheria adenothrix (Miq.) Maxim.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内では産地や個体数がきわめて少ない。 |
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形態 | 温帯の疎林下や岩場にはえる小低木で、茎はよく分枝して枝は上向し、高さ10~30cm。若枝は長い赤褐色の長毛を密生する。葉は互生して卵形、上面は無毛、下面には剛毛を散生する。5~7月、開花し花冠は白色、花弁の縁は反り返る。果実は赤熟し、甘味がある。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)13、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)129 |
分布 | 北海道、本州、四国。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、京都市域北部。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、園芸目的の採集。 |
必要な保全対策 | 自然林の伐採禁止、園芸用採集の自粛。 |
特記事項 | 林内や谷沿いの露出したチャートの岩壁などに着生してわずかのすき間に根を伸ばして生育しており、山採りの株をそのまま鉢植えにしてもほとんど活着しない。西日本では痩せた酸性岩の岩場が多いので、本州中部以北の地よりもかえって低いところに遺存している。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸