種子植物
種子植物 クロウメモドキ科
種子植物 クロウメモドキ科
ヨコグラノキ
Berchemiella berchemiifolia (Makino) Nakai, Berchemia berchemiifolia (Makino) Koidz.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 府内では自生地が非常に限られており、個体数も少なく絶滅が危惧される。 |
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形態 | 直立する落葉小高木で、蔓にならない。葉は披針状長楕円形、鋭尖頭で、基部はわずかに不相称、全縁で、薄い洋紙質。葉の表面は粉白色を帯びる。花序は短い柄のある小さな集散花序で、枝の上部の葉腋に出る。花期は6月。花は小さく黄色。果実は狭長楕円形、長さ7~8mm、黄色から赤色を経て暗赤色となる。近縁のBerchemia(クマヤナギ属)では多くが蔓性で、托葉は合着するのに対して、本属は直立性で托葉は離生する。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)57、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)247 |
分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島南部、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域(きわめてまれ)、山城地域(絶滅の可能性が高いが、調査不充分)。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、土地造成、道路工事などが減少の主要因である。 |
必要な保全対策 | 森林を伐採する際には詳細な樹木調査が必要である。 |
執筆者 田中徹、川辺龍太郎