種子植物
種子植物 ユキノシタ科
種子植物 ユキノシタ科
ヤマシロネコノメ
Chrysosplenium pseudopilosum Wakab. et Hir.Takah. var. divaricatistylosum Wakab. et Hir. Takah.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種B |
選定理由 | 府内では中部地域、南部地域の限られたところに生育するのみである。 |
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形態 | コガネネコノメソウと似ているが萼片は緑色鐘状で、円形で萼筒とほぼ同長である。萼片には毛がまばらにある。雄ずい、花柱は萼より突出し葯は黄色。花の直径は約4.6mmと大きい。 ◎参照 植物分類,地理50:4、Flora of Japan(講談社)2b: 66 |
分布 | 本州(京都府特産で、京都北山産のものがタイプ標本となっている)。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域、京都市域、乙訓地区。 |
生存に対する脅威 | 里山開発、登山者の踏みつけ、道路の新設、拡幅。 |
必要な保全対策 | 稀少種であることの周知、工事前の詳細な生物調査。 |
特記事項 | 乙訓の自然を守る会編『京都西山周辺の植物目録』口絵カラー図版1上にコガネネコノメソウとして出ている写真はヤマシロネコノメである(村田)。府内の産地は、石灰岩や緑色岩地と関連している。 |
その他 | 日本固有変種、近畿固有変種 |
執筆者 西沢信一、山本義則