種子植物
種子植物 キンポウゲ科
種子植物 キンポウゲ科
セツブンソウ
Eranthis pinnatifida Maxim., Shibateranthis pinnatifida (Maxim.) Satake et Okuyama
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 地域的には個体数の多いところがあるが、生育地が限定されており、最近少なくなってきている。 |
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形態 | 早春に芽を出し夏には地上部が枯れる小さな多年草。根出葉は5~10cmの柄があり五角形で3全裂しさらに羽状に細裂する。葉、花茎ともに球状の地下茎から出る。花は早春、花茎の先に付き白色。地下茎は球形である。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)61、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)234、f. 104: 1 |
分布 | 本州(関東以西)。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、京都市域(絶滅寸前)。 |
生存に対する脅威 | 山草栽培目的の採集、道路の拡幅工事、草原の遷移による暗化。 |
必要な保全対策 | 世界的に日本にしかなく、しかもどこにでもはえている植物ではなく、たいへん貴重なものであるという認識を、生育地付近の住民に理解していただくよう働きかけること。 |
特記事項 | 石灰岩地や緑色岩地に見られる傾向がある。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 西沢信一、山本義則