種子植物
種子植物 タデ科
種子植物 タデ科
ヤナギヌカボ
Persicaria foliosa (H. Lindb.) Kitag. var. paludicola (Makino) H. Hara, Polygonum foliosum H. Lindb. var. paludicola (Makino) Kitam.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 湿地、水辺にはえるが生育地、個体数共にきわめて少なくなっている。 |
---|---|
形態 | 一年生草本で高さ50cmぐらい。葉は狭披針形で長さ6~8cm、鋭尖頭、両面に毛があり、乾くと赤褐色となる。筒状の葉鞘があり縁毛がある。花は淡紅色でまばらな穂状となる。果実はレンズ形、乾くとヌカボタデに比して赤褐色となる。花穂は長さ5~6cm。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)23、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)312 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 京都市域南部、山城地域北部。 |
生存に対する脅威 | 湿地の開発、河川の護岸工事。 |
必要な保全対策 | 近年は確認されておらず、発見されれば施設での系統保存を考える段階である。 |
特記事項 | 旧巨椋池周辺は多産地であったが、埋め立てられて以後ほとんど見つかっていない。 |
その他 | 日本固有変種 |
執筆者 西沢信一、光田重幸