種子植物
種子植物 ラン科
種子植物 ラン科
マツラン(ベニカヤラン)
Gastrochilus matsuran (Makino) Schltr., Saccolabium matsuran Makino
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種B |
選定理由 | 産地や個体数がごく少なく、近年の確認例はまったくない。 |
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形態 | ツガやマツ類の樹上に着生する多年草。葉は多肉で長楕円形、長さ7~20mm、紫色の斑点がある。花は2~4個、5~6月に咲き、花被は平開し、淡黄緑色で細紫点がある。モミランにくらべて葉が細長く鈍頭、唇弁が全縁。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)235、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)67 |
分布 | 本州(岩手県以南、ただし岩手県では絶滅)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 京都市域。 |
生存に対する脅威 | 老木の伐採。 |
必要な保全対策 | 老木のある針葉樹林の保護。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 村田源、光田重幸