種子植物
種子植物 ラン科
種子植物 ラン科
サギソウ
Pecteilis radiata (Thunb.) Raf., Habenaria radiata (Thunb.) Spreng.
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 生育地が狭められ、個体数が激減したまま回復しない。 |
---|---|
形態 | 湿地にはえる一年交代型の多年草。細長い地下茎の先に次年度の球茎をつくり、親は枯れる。地下の球茎から地上茎を出し、高さ15~40cmとなる。茎の下部に3~5枚の細長い葉がある。花は茎の先に1~3個付き、白色、径約3cm、唇弁の側裂片は細裂しシラサギを思わせる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)192、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)7、京都府草木誌(宗教法人大本)113 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 全地域。ただし、現存する産地は山城地域南部を除き、ほとんどない。 |
生存に対する脅威 | 湿地の開発、園芸用の採集。 |
必要な保全対策 | 湿地環境の保全、栽培目的の採集禁止。 |
特記事項 | 種子培養から多くの苗が生産され、山野草として栽培されていて、いくつかの栽培品種もある。園芸的には野生品を栽培する必要がないほど安価に売られている。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 村田源、光田重幸