種子植物種子植物 ヒルムシロ科
イトモ
Potamogeton berchtoldii Fieber, Potamogeton pusillus auct. non L.
| 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | 準絶滅危惧（NT） |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
| 選定理由 | 府内の産地はもともと限られるが、周辺地域の開発や水質の悪化で生育地が消滅するおそれがある。 |
|---|---|
| 形態 | 幅1mm、長さ2～6cmほどの線形の葉を持つ小形の沈水植物。しばしばホソバミズヒキモの沈水葉だけの状態がイトモと同定されている。ホソバミズヒキモの殖芽が細く長さ1cm前後であるのに対し、イトモの殖芽は長さが1.5～2.5cmでやや太い。またイトモは水中で多数の花と果実を付けている場合が多い。なおツツイトモは、花序に花（果実）が2段に離れて付くことが特徴である。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ（平凡社）12、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ（保育社）414、日本水草図鑑（文一総合出版）44 |
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州、世界に広く分布。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、南丹地域、山城地域（情報のみ）。 |
| 生存に対する脅威 | 水域の埋め立て、改修工事、水質汚濁。 |
| 必要な保全対策 | 池沼や水湿地の保全。 |
執筆者 角野康郎、光田重幸
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