種子植物種子植物 ヒルムシロ科
コバノヒルムシロ
Potamogeton cristatus Regel et Maack
| 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類（VU） |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
| 選定理由 | 全国的にもまれな種だが、各地で相次いで消滅している。府内の生育地もきわめて限られる。 |
|---|---|
| 形態 | 長さ1.5～3cmの黄緑色の浮葉を持つ繊細な水生植物。類似種のホソバミズヒキモが比較的多産するのに対し、本種は稀産種である。両種の識別は果実の花柱（嘴）が長く、背稜には鶏のとさか状の著しい突起があればコバノヒルムシロ、花柱（嘴）部分がほとんどなく背稜の突起は凹凸程度であればホソバミズヒキモである。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ（平凡社）11、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ（保育社）411、日本水草図鑑（文一総合出版）24 |
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域（情報のみ）、南丹地域。 |
| 生存に対する脅威 | 水域の埋め立て、改修工事、水質汚濁。 |
| 必要な保全対策 | 溜池や水湿地の保全と開発基礎調査の強化。 |
執筆者 角野康郎
.gif)