種子植物
種子植物 マチン科
種子植物 マチン科
アイナエ
Mitrasacme pygmaea R. Br.
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 野原の湿地にはえる一年草で中部地域、南部地域に記録があるが、現状不明のところが多い。 |
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形態 | 貧栄養の向陽地に生育する小さな一年草。茎は直立し5~15cm。茎の下部に数対の葉が対生し、上部は節間が長く、分枝して葉がない。8~10月に白色の小花をまばらに付ける。花冠は筒状で先端は4裂する。近似種のヒメナエは下部で分枝し、無毛で上部に粒状突起がある。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)27、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)222 |
分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島、台湾、中国大陸、インドシナ、インド、マレーシア、ミクロネシア、オーストラリア、ニューカレドニア。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域(現状不明)、京都市域(現状不明)、乙訓地区、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 植生の遷移、土地造成、湿地開発。 |
必要な保全対策 | 湿地の開発時には、詳細な生物調査の実施。遷移を抑えるための適度な草刈り。 |
特記事項 | かつては堤防の法面などにも見られたが、近年外来の草が茂るようになって消滅したところが多い。 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸