種子植物
種子植物 アリノトウグサ科
種子植物 アリノトウグサ科
オグラノフサモ
Myriophyllum oguraense Miki
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧A |
選定理由 | 全国的に生育地が急速に減少しており、府内においても生育地が非常に限られている。現状では絶滅のおそれが高い。 |
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形態 | 溜池、河川などにはえる多年生の沈水植物。葉は4~5輪生で、気中葉のある花序を水面上に出し、上に雄花、下に雌花を付ける。花期は7~9月。フサモにたいへんよく似ているが、花序の気中葉が粉を吹いたような緑白色(フサモは鮮緑色)になる傾向が見られ、雄花の花弁や雌花の萼筒にはごく小さな突起がある。秋にできる殖芽がフサモにくらべて細長い棒状となる点も異なる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)271、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)36、日本水草図鑑(文一総合出版)136 |
分布 | 本州(茨城県以西)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域、京都市域(現状不明)、山城地域(旧巨椋池跡では絶滅)。 |
生存に対する脅威 | 池沼、河川の開発、水域の埋め立て、水質汚濁が減少の主要因であるが、帰化水草による競合の影響も考えられる。 |
必要な保全対策 | 池沼などの開発、改修の際には詳細な調査が必要である。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 田中徹