種子植物
種子植物 マメ科
種子植物 マメ科
ヨツバハギ
Vicia nipponica Matsum.
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 府内ではもともと稀少種であり、情報も少ない。1983年(永井かな)以降採集記録はなくすでに絶滅した可能性もある。 |
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形態 | 低山地や山麓の草地にはえ直立する多年草。葉は4~6小葉からなり、葉軸の先端はときに巻きひげとなるが、普通は小突起に終わる。小葉は硬い洋紙質で、脈は下面に隆起し目立つ。托葉は半切卵形でやや大きい。花は紅紫色または青紫色で総状花序に付く。花期は7~10月。果実は無毛。小葉数の少ないオオバクサフジと似ているが、オオバクサフジでは、葉の先端が巻きひげになる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)198、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)107 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域。 |
生存に対する脅威 | 草地開発、ゴルフ場・土地造成などが主要因である。 |
必要な保全対策 | もともと稀少種であるため、発見時には早急な保護、系統保存が必要である。 |
特記事項 | 竹内敬著『京都府草木誌』45頁に「オオバクサフジ畑野」とあるのはヨツバハギであった(村田2000a)。 |
執筆者 田中徹