種子植物
種子植物 ユリ科
種子植物 ユリ科
ホソバナコバイモ
Fritillaria amabilis Koidz.
京都府カテゴリー | 絶滅種 |
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2002年版 | 絶滅種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 1961年愛宕山で採集されて以来情報がない。竹内敬著『京都府草木誌』(1962年)にコバイモとあるのはホソバナコバイモである(村田 1999)。 |
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形態 | 山林内にはえる多年草。花が鐘形筒状で、花被片に網目模様がなくて条があるのが本種の特徴である。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)39、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)117 |
分布 | 本州(中国、近畿)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域、特記事項 京都市域(上記)。分布の東限にあたる産地だった。コバイモ類は大群生することなく、きわめてまれな植物である。古い文献では単にコバイモと書かれていることもあり、標本による検討が必要である(『京都府改訂版レッドリスト2013』でミノコバイモである可能性に言及したが、検討の結果、やはりホソバナコバイモとした)。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 田中徹、光田重幸