シダ植物
イワデンダ科
イワデンダ科
ムクゲシケシダ
Deparia kiusiana (Koidz.) M. Kato, Athyrium kiusianum (Koidz.) Tagawa, Lunathyrium lasiopteris (Kunze) Nakaike var. kiusianum (Koidz.) Nakaike
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | 府内にはこれまでセイタカシケシダとの中間型しか見られなかったが、2002年版レッドデータブック発行後に典型的なものが新たに発見された。 |
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形態 | 夏緑性で根茎は地中を長く這う。葉柄は長さ25~45cmで、葉身は単羽状に深裂し、長さ25~45cm、幅15~20cmになる。セイタカシケシダに似ているが、葉に白い鱗片が密生し、小羽片の先端は切形、包膜は扁平であることで区別される。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)247、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)129 & 183 |
分布 | 本州(山形県以南)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域。 |
生存に対する脅威 | シカの食害。 |
必要な保全対策 | シカ防護柵の設置が望ましい。 |
改訂の理由 | 典型品が見つかったが、シカ食害で絶滅寸前。 |
執筆者 光田重幸