シダ植物
イワデンダ科
イワデンダ科
ルリデライヌワラビ
Athyrium wardii (Hook.) Makino var. inadae Tagawa
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 深山や原生林に生育する傾向があり、個体数も少ない。 |
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形態 | ヒロハイヌワラビに似ているが、葉は二回深裂程度に終わり、全裂しない。小羽片部は混みあって付き、円頭から鈍頭、前側に耳垂が全くない。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)239、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)125 & 187 |
分布 | 本州(中部以西)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域、京都市域、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、空中湿度の低下。 |
必要な保全対策 | 母種のヒロハイヌワラビと違って、深い森の林床にのみ見られる。現状のまま保全することが重要である。 |
特記事項 | 府内に産するものは典型ではなく、ヒロハイヌワラビへの移行型である。 |
執筆者 光田重幸