シダ植物
ゼンマイ科
ゼンマイ科
ヤシャゼンマイ
Osmunda lancea Thunb.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 産地が限定され、数が少ない。また、園芸用に採集されやすい。 |
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形態 | 川沿いの岩上にはえる夏緑性の多年草。根茎はゼンマイ同様斜上から直立し、葉を叢生するが、ゼンマイより小型である。栄養葉は2回羽状複生、小羽片は狭楕円形で、基部は狭楔型。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)73、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)35、237 |
分布 | 北海道(西部)、本州、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域、京都市域、山城地域(相楽地区)。 |
生存に対する脅威 | 河川の異常氾濫、園芸採集。 |
必要な保全対策 | 産地は公表すべきでない。人工繁殖自体は比較的容易だが、常に水流にさらされる場所にはえるため、現場にもどすことは困難である。 |
特記事項 | ゼンマイは小羽片が狭三角形で、基部は切型~広楔型。また、通常川の水を浴びない地上にはえる。オオバヤシャゼンマイは両種の雑種で、中間の形態。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 光田重幸