シダ植物
イワデンダ科
イワデンダ科
イワデンダ
Woodsia polystichoides D. C. Eaton
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内では自生地が限定され、園芸用の採集も危惧される。 |
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形態 | 夏緑性の多年草。根茎は短く、斜上から直立。葉は単羽状で、全体に白毛が密生~散生する。羽片は広刀形で円頭から鈍頭、基部上側に耳状突起がある。ソーラスは円形、包膜は袋状。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)225、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)76、261 |
分布 | 北海道から九州まで(暖地ではまれ)。東アジアに広く見られる。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、南丹地域(現状不明)、京都市域(絶滅)。 |
生存に対する脅威 | 園芸採集、道路改修。 |
必要な保全対策 | 湿度の高い陽地~半陰地の岸壁や岩上に見られるもので、産地は公表すべきでないが、工事関係者には周知徹底が必要である。人工増殖は比較的容易。 |
特記事項 | フクロシダは全体ほぼ無毛、葉は薄い草質。コガネシダは単葉で中~深裂する。また、ともに耳状突起は発達しない。 |
執筆者 光田重幸