シダ植物
イワデンダ科
イワデンダ科
ヤクイヌワラビ近似品
Athyrium aff. masamunei
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内では1か所のみ。しかし社寺林にあり、一応保護下にある。 |
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形態 | トガリバイヌワラビに類似するが、葉質やや厚く、羽片は幅広い。小裂片は倒卵形から倒狭三角形、鈍頭である。葉の表面の刺毛は短く、やや傾く。羽軸裏面には微毛がないかごくまばらである。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)234 |
分布 | ヤクイヌワラビは屋久島の照葉樹林帯に固有。 ◎府内の分布記録区域 京都市域。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、空中湿度の低下。 |
必要な保全対策 | 今のところ、周辺を含めて森林環境を保全する以外に方法がない。 |
特記事項 | この植物は故倉田悟博士によってヒサツイヌワラビ(ホソバイヌワラビとカラクサイヌワラビとの雑種)と同定された経違があるが、現地では群生しており(無性芽は生じない)、トゲカラクサイヌワラビとも異なるので、なお研究を要する。自生地のその後の状況は不明だが、シカの食害が憂慮される。 |
執筆者 光田重幸