シダ植物
イノモトソウ科
イノモトソウ科
アマクサシダ
Pteris dispar Kunze
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内ではもともとまれ。また、路傍などに出現し、開発されやすい。 |
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形態 | 常緑の多年草。根茎は斜上し、葉を密に出す。葉柄は赤褐色で光沢がある。葉は洋紙質、2回深裂。羽片の先端部は分裂せずに尾状に長く伸びる。ソーラスは折りたたまれた辺縁に付く。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)137、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)58、250 |
分布 | 本州(房総半島以西)から沖縄県、台湾、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 乙訓地区、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 道路改修、土地造成、園芸採集。 |
必要な保全対策 | 里山の山裾や路傍にあるため消失しやすい。園芸用に採集されることもあり、観察会などでうかつに産地を公表することは避けるべきである。 |
特記事項 | オオバノハチジョウシダは葉が大型で、葉柄は淡緑色。 |
執筆者 光田重幸