シダ植物
コケシノブ科
コケシノブ科
キヨスミコケシノブ
Hymenophyllum oligosorum Makino, Mecodium oligosorum (Makino) H. Itô
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | 深山の樹幹に生育し、府内の産地は数えるほどである。近年生育地が減っている。 |
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形態 | 大木の樹幹(きわめてまれに岩上)に着生する常緑の多年草。葉は膜質で、2回羽状深裂、裂片の辺縁は全縁である。葉軸裏面に淡褐色の短い毛が宿存する。包膜もほぼ全縁である。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)83、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)42、231 |
分布 | 本州(関東、東海、近畿)、四国、九州、朝鮮半島、台湾。 ◎府内の分布記録区域 京都市域。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、空中湿度の低下。 |
必要な保全対策 | 人工繁殖や移植は難しい。今のところ、周辺を含めて森林環境を保全する以外に方法がない。 |
特記事項 | コウヤコケシノブは外観はよく似ているが、普通岩上生で、裂辺や包膜は鋸歯縁。コケシノブは羽軸が鋭角に付き、葉軸裏面に毛が残らない。 |
執筆者 光田重幸