シダ植物
ウラボシ科
ウラボシ科
イワヤナギシダ
Loxogramme salicifolia (Makino) Makino
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内では40年以上にわたって確認されていないが、調査が充分とはいえないので、2015年版レッドデータブックではこのランクにとどめる。 |
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形態 | 常緑の多年草で、通常林下や川添いの岩に着生する。根茎は径1.5~2mmで長く這い、ややまばらに葉を出す。葉は倒ネクタイ型で鋭尖し、長さ10~25cm、幅10~22mm、葉柄は緑色である。根茎上や葉柄基部には褐色から赤褐色の細い鱗片がある。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)275、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)166、227 |
分布 | 本州(暖帯下部以南)以南の日本。中国大陸南部からインドまで広く分布。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、京都市域(絶滅に近いが、現状不明)。 |
生存に対する脅威 | 空中湿度の低下、森林開発。 |
必要な保全対策 | 現状を保全するのが望ましい。 |
特記事項 | サジランは葉柄が通常黒く、鱗片は黒褐色から薄墨色。ヒメサジランは小型で、葉長2~10cm位、鈍頭である。 |
執筆者 光田重幸