シダ植物ハナヤスリ科
ハマハナヤスリ
Ophioglossum thermale Kom.
| 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種B |
| 選定理由 | 府内で1か所の産地があったが、その後絶滅し、新たな自生地は見つかっていない。 |
|---|---|
| 形態 | 冬に地上部が枯れる多年草。地上部は斜上する線形または狭い倒卵形の葉と、直立する葉状茎からなり、後者に胞子嚢を2列に列生する。全体の高さ7～20cm前後だが、栄養状態によって変化が多い。葉脈の網目は細かく、二次脈は発達しない。 ◎参照 日本の野生植物 シダ（平凡社）63、原色日本羊歯植物図鑑（保育社）31、236 |
| 分布 | 北海道南部、本州、四国南部、九州、沖縄諸島、シベリアから中国大陸、台湾、東南アジアなど。 ◎府内の分布記録区域 山城地域（絶滅）。 |
| 生存に対する脅威 | 湿地、原野の埋め立てと開発、植生の遷移。 |
| 必要な保全対策 | 裸地からの遷移途上で見られるものであり、長期の現場維持は困難。草刈りなどによって、遷移を抑制するのが最良である。 |
執筆者 光田重幸
.gif)