シダ植物
オシダ科
オシダ科
ミドリカナワラビ
Arachniodes nipponica (Rosenst.) Ohwi, Polystichopsis nipponica (Rosenst.) Tagawa
京都府カテゴリー | 絶滅種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 府内では1939年に宇治田原町で採られて以後記録がない。この十年間の調査でも発見されなかった。 |
---|---|
形態 | オオカナワラビに似ているが、葉柄は赤紫色を帯び、葉は洋紙質、頂羽片は不明瞭。葉の下面に圧着性の多細胞毛がある。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)178、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)87 & 245 |
分布 | 本州(暖地)、四国、九州、中国大陸、ミャンマー、インド。 ◎特記事項、府内の分布記録区域 『京都府草木誌』には、雲ヶ畑、比叡、宇治白川が産地として挙げられているが、標本は未発見。宇治田原町鷲峰山の標本(竹内敬 634)が花明山植物園に残されており、かつて府南部地域には点々と産地があったと見られる。 |
生態的特性 | 湿度の高い原生林などにはえるもので、まれにスギ植林などに残っていることがある。 |
執筆者 光田重幸