選定理由 | 留鳥として年中府内に生息する。個体数は少ないが、近年減少はしていない。 |
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形態 | 全長14cm。頭上から体の上面は青灰色、白くて細い眉斑と黒い過眼線があり、下面は白くて脇は橙色、下尾筒は白と茶褐色の斑。 |
分布 | 九州以北の山地に留鳥として生息する。府内では芦生、八丁平、大江山、青葉山など生息地は限られており、個体数も少ない。 ◎府内の分布区域 全域(局所的)。 |
生態的特性 | 本州中部では標高1,000m程度の山地の落葉広葉樹林に多いが、北海道では平地にもいる。樹の幹に縦に止まったり、逆さに止まったりする。昆虫や種子を採食する。樹洞やキツツキの古巣で営巣する。 |
生息地の現状 | 府内では芦生、八丁平、大江山などのブナ、ミズナラの落葉広葉樹林に少数が生息する。 |
必要な保全対策 | ブナ、ミズナラの落葉広葉樹林の保全。 |
文献 京都府(1993)、真木、大西(2000)、高野(1982)
執筆者 須川恒、和田岳