選定理由 | 留鳥として年中府内に生息する。個体数は少なくはないが、近年減少している。 |
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形態 | 全長48~52cm。翼開長94~102cm。体はトラフズクより大きくて、尾は比較的長いが、翼は短くて幅が広い。耳羽はない。顔盤は灰褐色。目は黒くて比較的小さい。体の下面は白地に黒い縦斑がある。 |
分布 | 留鳥として全国に生息する。府内においても全域に生息している。 ◎府内の分布区域 全域。 |
生態的特性 | 夜間、ネズミを採食する。樹洞で営巣し、一腹2~4卵を産み、メスが抱卵と育雛をする。 |
生息地の現状 | 樹洞のある老木がある社寺林などの営巣地と、ネズミの多い農耕地が連続している環境で繁殖している。 |
生存に対する脅威 | 農耕地と営巣木のある社寺林等が分断されること。 |
必要な保全対策 | 巣箱の設置が有効な場合もある。 |
文献 日高(監)(1997)、京都府(1993)、真木、大西(2000)、高野(1982)
執筆者 須川恒、和田岳