選定理由 | 夏鳥として府内に生息して繁殖する。繁殖個体数は少ないが、近年減少はしていない。 |
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形態 | 全長69cm。コサギより大きくて頸と足は長いが、嘴は短い。全身白く、夏羽ではみの状の飾り羽が背から出て、嘴は黒く目先は黄色。 |
分布 | 夏鳥として本州以南に渡来し、西南日本では一部が越冬する。府内では河畔林や山地で他のサギ類とともに集団営巣する。 ◎府内の分布区域 全域。 |
生態的特性 | 流れのある川の中ではあまり採食せず、浅い水辺や草地をゆっくり歩いて昆虫、両生類、魚類などを採食する。 |
生息地の現状 | コサギ・ゴイサギ等に混じって集団営巣するが、個体数は少ない。営巣林の特性とチュウサギの営巣数との関連はわかっていない。 |
生存に対する脅威 | 営巣林の伐採。人為的撹乱。 |
必要な保全対策 | サギ類の集団営巣地の継続的把握にたった保全が必要。 |
文献 京都府(1993)、佐々木(2001)、高野(1982)
執筆者 須川恒、和田岳