選定理由 | 留鳥として年中府内に生息する。繁殖個体数は少なくはないが、近年減少している。 |
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形態 | 全長26cm。翼開長43cm。カイツブリ類の中で最小。夏羽では顔から首の上部は赤褐色、嘴の根元は黄白色。冬羽では上面褐色で下面は淡色。 |
分布 | 全国の池、湖沼、河川などに分布する。府内では一年を通して池などに出現する。 ◎府内の分布区域 全域。 |
生態的特性 | 池や井堰上流部の湛水域などの、水生のヨシ群落中に浮巣をつくって営巣することが多い。水中の小魚やエビなどを採食する。 |
生息地の現状 | 池岸にヨシなどが十分生育していれば繁殖することが多い。 |
生存に対する脅威 | 池の埋め立てや水辺の植生を破壊する整備事業、オオクチバスなどの外来種の影響で個体数が減少している。 |
必要な保全対策 | 埋め立てを防ぎ、外来種対策をする。 |
文献 日高(監)(1996)、京都府(1993、1998)、真木、大西(2000)、高野(1982)
執筆者 須川恒、和田岳