鳥類
チドリ目シギ科 シギ科
チドリ目シギ科 シギ科
ホウロクシギ
Numenius madagascariensis
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
選定理由 | 春秋の渡りの時期に旅鳥として府内に滞在する。滞在する個体数は極めて少ないが、近年減少はしていない。 |
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形態 | 全長62cm。形も大きさもダイシャクシギと変わらない。下背、腰、上尾筒は褐色地に黒色の斑があり、飛翔時も他の背面の色と同じ色である。翼の下面には一様に黒色横斑があり、白っぽくは見えない。 |
分布 | 繁殖地はウスリー地方とカムチャツカ半島に限られ、フィリピンやオーストラリアで越冬する。旅鳥として日本全国へ渡来する。府内でも渡り期に阿蘇海や木津川などへ渡来するが、秋の観察例は少ない。 ◎府内の分布区域 北部地域、南部地域。 |
生態的特性 | 嘴を泥の中へ差し込んで探るようにして、環形動物、軟体動物、甲殻類、昆虫など小型無脊椎動物を採食する。湿地草原、泥炭草原などで、2~3つがいの小さなコロニーをつくって繁殖する。一腹4卵を産む。上空旋回のディスプレイ飛翔が知られている。 |
生息地の現状 | 府内では中下流の河川敷、若狭湾岸の浅瀬、内陸の草原や耕作地、代かき中の水田に極めて少数が渡来する。 |
生存に対する脅威 | 河川改修や圃場整備などによって、餌環境などが貧弱になっていると考えられる。 |
必要な保全対策 | 特に生物多様性に配慮した水田経営が大切である。 |